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終了間近の「トミ・ウンゲラーの仕事」展を駆け込みで鑑賞

(2001/03/18)

板橋区立美術館へ

「すてきな三にんぐみ」や「へびのクリクター」などの絵本で知られるトミ・ウンゲラーの作品を紹介する展覧会が板橋区立美術館で開かれていたので,17日,行ってきました。

行き方は,次のとおり。

  1. 西武池袋線に乗って石神井公園駅まで行く
  2. バスに乗って成増駅まで行く
    バスは,石神井公園駅の南口ロータリーから出ています。西武バスと国際興業バスの2社が使えます。西武バスの時刻表は右のとおり。国際興業のも合わせると,だいたい10分に1本くらいの間隔で運行されています。
    石神井公園−成増の所要時間は30分強。
  3. 成増駅北口から出ている美術館無料送迎バスで美術館まで行く
    送迎バスは土・日・祝日のみ運行です(ボローニャ国際絵本原画展開催中は毎日)。
    成増発は,9:30,10:30,11:30,13:30,14:30,15:30,16:20。
西武バス時刻表 石神井公園から成増

予想外に残念だったことと良かったこと

トミ・ウンゲラーは1931年フランスのストラスブール生まれ(ちなみに平山郁夫は1930年生まれ)。
1956年にアメリカに渡り絵本作家・イラストレーターとして成功をおさめた後,カナダを経て現在はアイルランド在住。
今回の展覧会は,彼が故郷ストラスブールに寄贈した絵本原画やポスター原画の中から約180点を展示するもの。ストラスブールのトミ・ウンゲラー・センターが特別協力しています。

残念ながら,冒頭に挙げた作品の原画はアメリカの出版社が持っているため,今回は展示されていませんでした。
そういう意味では期待はずれ。けれども逆に予想外に楽しめたのが,彼が手がけたポスターの原画です。
彼は,泥棒とかヘビとかのように一般には嫌われ者である存在を絵本の主人公に抜擢することにあらわれているとおり,かなり面白い視点を持っているようです。きっと「毒」のあるものが好きなんですね(クリクターは毒のないヘビですが)。ポスターの原画の中には,毒が強すぎたらしく「不採用」となったものも相当数ふくまれていて,むしろそっちのほうが面白かった。

美術館前の公園は梅がきれい

ちなみに,この展覧会の会期は2/24(土)〜3/25(日)。
期間中,3/3(日)・3/4(日)は赤塚梅祭りのため無料公開だったそうです。
たしかに,美術館前の公園は見事な梅林でした(下の写真)。私の家の近所にも梅は多い(「近所の白梅」「近所の紅梅」参照)ですが,さすがにここには負ける。ここの梅には小鳥が飛びかっていましたからね。

板橋区立美術館前の公園の梅

昼食は成増の「ふじ田」で

美術館を出てから成増に戻って,昼ご飯を「ふじ田」で。
店構え(右の写真)がなんとなく気になって入って,「穴子天丼膳」と「うに北海丼膳」(ともに980円)を食べましたが,「当たり」でした(天丼のほうはたれがちょっとだけ甘すぎたけど)。
この日の夜,テレビ東京の「アド街ック天国」が成増を取り上げていたので,登場するんじゃないかと思って見ていたら,やっぱり,18位にランクイン。
すごい小さな(番組によると,店内5坪,板場1平方メートル),板場を囲むカウンター10席だけの店ですが,海鮮丼や天丼にバリエーションが28種類もある,なかなか本格的な店です。
日本酒も個性的な品揃えだったので,いつか夜に行ってみたいものだ。

ふじ田

ちなみに,番組によると,成増駅前のモスバーガーは,モスバーガー1号店だそうです。

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