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UEFAチャンピオンズリーグ2009/2010決勝観戦前夜まで


チケットは思いがけないかたちで手に入ることに

日本で買うのは無理だと思った

日本を出発する時点では,UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)決勝のチケットは確保できていなかった。

決勝は,バイエルン・ミュンヘン対インテルという,若干地味な対決と決まった。
プレミア・リーグのチームもリーガ・エスパニョーラのチームもいない。人気が下がってチケット価格の相場も下がってくれ,と祈ってみる。
しかし,チャンピオンズリーグ決勝のチケットはそんなものではないことは,はじめからわかっていた。

組み合わせ決定直後の4月30日に発表されたW社の価格表では,サイドライン席が35万円,コーナー席で32万円。

同じ日,リーガ最終節のチケットを購入したMain Event社からも価格の連絡があったが,こちらでも,サイドライン席2750ユーロ,コーナー席2250ユーロ,ゴール裏下段1750ユーロ・上段1500ユーロの提示。
キックオフ前パーティーも付いてくるらしいが,手の届く価格ではない。

業者から買うのはやはり無理だと思い,W社にいちおう入れてあった仮予約もキャンセルした。
W社の価格は,コーナー席が29万8000円(5月5日改訂)→23万9000円(5月5日再改訂)→22万5000円(5月7日改訂)と下がったが,もう現地調達する気マンマンで,ほとんど見向きもせず。

ヤフオクに出品されるのもチェックしていたが,予算を超えていた。
落札価格は次のとおり。
  カテゴリー4 1枚 100,000円 04/29落札
  カテゴリー4 1枚 100,000円 05/04落札
  カテゴリー3 1枚 123,000円 05/04落札
  カテゴリー3 1枚 100,000円 05/09落札

2008年のEURO(ヨーロッパ選手権)の経験からして,現地には余ったチケットがけっこうあるものだ,と思っていた。
とりわけ,この組み合わせならスペイン人はあまり興味がないはず。
ダフ屋からでもこれよりずっと安く買えるだろうし,純粋に余ったチケットの処分をしようというサッカーファンも,いたりするかもしれない。
最悪の場合はビアハウスのテレビで観たっていいさ。

結局は日本の業者から買ったが,これも一種の現地調達といえようか

そんなつもりでバルセロナ入りした翌日の5月15日,朝起きてホテルを出る前にメールチェックすると,W社から,サイドライン席上段(Sector 502)の席を15万円程度で提供できるかもしれないという連絡がはいっていた。

調べると,これはセンターライン付近のかなり良い席。
欲しかったが,現地調達する過程じたいを楽しむ気でいたので,「席を選ばず,500ユーロくらいで手に入るチケットがあることに賭けてみます」とお断りをした。

すると,この500ユーロというのが値引き交渉での希望額の提示と受け取られたらしく,これに近い価格である7万円での購入が可能という返事が届く。
いい席なら10万円くらいまではしかたないかも,と思っていたので,7万円でこの席なら,と現地調達の楽しみは捨てて購入することにした。

W社さんは,今後のおつきあいのための特別価格,と言っていたが,(そういう意味合いもないではないにせよ)処分できないチケットが1枚出て,すでに現地にいるという購入可能性の高い顧客相手に早いところ処分しないと売れ残るぞ,ということで格安で譲ってくれたのだろう。
現地で調達するのとは違う結果になったが,チケットがなくてもとりあえず現地にきてしまう戦略はやはり有効だといえようか。

その後もヤフオクの落札価格はモニターしつづけた。ギリギリになればかなりなんとかなるものだ。
  カテゴリー2(Sector 433 Row 10)1枚 70,000円 05/19落札
  カテゴリー3(Sector 612 Row 11)1枚 50,000円 05/21落札

チケットは,マドリーで宿泊予定のHostal Astoria宛てに送ってくれるよう依頼した。
5月17日,UPSという国際貨物空港郵便で発送した,現地時間の5月19日朝10時30分に到着する予定,という連絡が届く。

あとは,バルサ戦のときのようなことなくスムーズに受け取れるのを祈るのみ。



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マドリー到着



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ついにチケットがこの手に

写真は,チケットの入った封筒。
チケットはクレジットカードと同じサイズのICカード。



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コパ・デル・レイはホテル近くのビアハウス ECHEGARAY 21 でテレビ観戦

ビアハウス ECHEGARAY 21(2010年05月21日18時28分撮影)

バルセロナからマドリーに移動してきた 5月19日は,バルセロナでアトレチコ・マドリー対セビージャの国王杯(コパ・デル・レイ)決勝が行われる日。

マドリーでは,アトレチコ・マドリーのサポーターがどこかをめざして集まっていっていた。たぶん広場でパブリックビューイングがあるのだろう。

私は彼らと同じテンションにはなれなさそうだったので,お店で見ることにする。ホテルの近くに何軒かテレビ放映の予告を出している店があったなか,いちばんシンプルそうな ECHEGARAY 21 を選び,ビールを飲みながらの液晶テレビ観戦となった。

この店の客もみんなアトレチコ・マドリーのサポーターかと思いきや,店の主人がセビージャ贔屓らしく,常連さんもみんなセビージャのほうを応援していた。ちょっと不思議な光景。

終始セビージャがリードし,そのまま勝って優勝を決めた。この試合展開もあり,店内は楽しい盛り上がり。
チャンピオンズリーグ決勝への期待がますます膨らむ。

ビール2杯(Pinta Carlsberg と Pinta Tetleys)とお通しのナッツだけでゲーム終了までいさせてもらった。7.00 ユーロ。

ゲームが終わったころには 23時半に。いまさら夕食という時間でもないので,そのままホテルに帰って寝た。



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前々日には女子チャンピオンズリーグの決勝

決勝前々日の 5 月 20 日の夜には,女子チャンピオンズリーグの決勝がヘタフェの本拠地コリセウム・アルフォンソ・ペレス(Coliseum Alfonso Perez)で行われた。
対戦はポツダム(ドイツ)対リヨン(フランス)。

これもマドリーで行われるわけなので,しかもポツダムには日本人選手(永里優季)が所属しているので,行けたら見に行こうと思っていた。
しかしマドリーといってもけっこう郊外のほうで,最寄駅のロス・エスパルタレスがある地下鉄12号線は,ガイドブックの地下鉄路線図では省略されている始末。

行こうかどうしようか迷っているうちに,前売り券は完売となった。

ホテルでテレビ観戦(後半の後半だけ)。
永里は実況で何度も「ユキ・ナガサート」と大声で呼ばれ,注目を集めていた。

結果,ポツダムの優勝。

女子のほうが先に日本人チャンピオンズリーグ優勝選手第1号が出た。
快挙だ。



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