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「CF-B5ER を USB ドライブで再セットアップ」に書いたとおり,CF-B5ER を購入して,再セットアップをしました。
これで,いつでも再セットアップ可能なことは確認できました。何も今さら,LAN 接続できる起動ディスクなど,作る必要はありません。
でも,なんとなく,「はたして CF-B5ER でも,CF-S2x と同じようにすれば LAN 接続起動ディスクができるのだろうか」ということが気になってしまったので,知り合いからフロッピーディスクドライブ(CF-VFDU03JS)を借りて,試してみました。
そうしたら,できました。
基本的に,CF-S2x 系+LPC2-T を使う場合についての,「LAN 接続のできる起動フロッピーの作り方」と同じ手順です。
違う点についてだけ書くと,次のようになります。
[network.setup] version=0x3100 netcard=e100b,1,E100B transport=ms$netbeui,MS$NETBEUI lana0=e100b,1,ms$netbeui [protman] DriverName=PROTMAN$ PRIORITY=MS$NETBEUI [E100B] DriverName=E100B$ IOBASE=0x300 INTERRUPT=3 [MS$NETBEUI] DriverName=netbeui$ SESSIONS=6 NCBS=12 BINDINGS=E100B LANABASE=0
さて,LAN 接続できる フロッピーはできても,私は フロッピードライブを持っていないので,緊急時に CF-B5ER からフロッピーで起動して LAN 接続することはできません(急には借りられないかもしれないから)。
そこで,ブータブル CD にしておくことを考えました。
起動可能な CD ドライブ(KXL-CB30AN)はあるわけですから。
ここで調べてはじめて知ったのですが,ブータブル CD とは,FD イメージを内蔵していて,起動時に呼び出されると FD としての顔を差し出して FD として振る舞う CD なのですね。
CD が1枚の大容量 FD として振る舞うのではなく,メーカー製パソコン付属のリカバリ CD などでは,CD の中の FD イメージ部分に入った OS で起動し,そこに CD ドライブが認識できるようにドライバなどが入っている。そして起動後は,そのドライバによって CD ドライブにアクセスし,CD の中に格納されたデータを読み込む。こういう仕組みらしいのです。
つまり,1枚の CD が,FD としての機能と,CD としての機能との,二役を果たすのです(いつか図にしよう)。
そのような仕組みにしていない場合,たとえば,FD イメージ部分にドライバが入っていない場合,「 CD ドライブから起動したのに CD ドライブを認識しない」(!)ということになるわけです。
最近の CD ライティングソフトだと,ブータブル CD 作成機能が付いています。
私の使っている B's Recorder GOLD 5 で手順を説明しましょう(マニュアルの「応用編−データCD/DVDの作成方法−ブータブルCD/DVDを作成する」を読めばわかることですが)。
CD ドライブからのブートを試してみると,FD からのブートのときより何倍か何十倍か速く起動しました。
それはびっくりするくらいの速さでした。