「モバイル」に戻る

CF-B5ER 用の LAN 接続起動ディスクを作る

(新規作成 2004/05/23)

[目次]


起動フロッピーを作る手順は CF-S2x + LPC2-T のときと同じ

「CF-B5ER を USB ドライブで再セットアップ」に書いたとおり,CF-B5ER を購入して,再セットアップをしました。
これで,いつでも再セットアップ可能なことは確認できました。何も今さら,LAN 接続できる起動ディスクなど,作る必要はありません。
でも,なんとなく,「はたして CF-B5ER でも,CF-S2x と同じようにすれば LAN 接続起動ディスクができるのだろうか」ということが気になってしまったので,知り合いからフロッピーディスクドライブ(CF-VFDU03JS)を借りて,試してみました。

そうしたら,できました。
基本的に,CF-S2x 系+LPC2-T を使う場合についての,「LAN 接続のできる起動フロッピーの作り方」と同じ手順です。

違う点についてだけ書くと,次のようになります。

[To Top]

ブータブル CD にする

実はフロッピーがあってもしかたがない

さて,LAN 接続できる フロッピーはできても,私は フロッピードライブを持っていないので,緊急時に CF-B5ER からフロッピーで起動して LAN 接続することはできません(急には借りられないかもしれないから)。

そこで,ブータブル CD にしておくことを考えました。
起動可能な CD ドライブ(KXL-CB30AN)はあるわけですから。

ブータブル CD とは

ここで調べてはじめて知ったのですが,ブータブル CD とは,FD イメージを内蔵していて,起動時に呼び出されると FD としての顔を差し出して FD として振る舞う CD なのですね。
CD が1枚の大容量 FD として振る舞うのではなく,メーカー製パソコン付属のリカバリ CD などでは,CD の中の FD イメージ部分に入った OS で起動し,そこに CD ドライブが認識できるようにドライバなどが入っている。そして起動後は,そのドライバによって CD ドライブにアクセスし,CD の中に格納されたデータを読み込む。こういう仕組みらしいのです。

つまり,1枚の CD が,FD としての機能と,CD としての機能との,二役を果たすのです(いつか図にしよう)。
そのような仕組みにしていない場合,たとえば,FD イメージ部分にドライバが入っていない場合,「 CD ドライブから起動したのに CD ドライブを認識しない」(!)ということになるわけです。

作成方法

最近の CD ライティングソフトだと,ブータブル CD 作成機能が付いています。
私の使っている B's Recorder GOLD 5 で手順を説明しましょう(マニュアルの「応用編−データCD/DVDの作成方法−ブータブルCD/DVDを作成する」を読めばわかることですが)。

  1. ソフトを起動する
  2. トラック編集ウェルに,CD に格納したいデータを置く
    今回の ネットワーク接続用ブータブル CD の場合は,起動後は CD ドライブを認識しないので,ここに何を入れても意味がないのですが,せっかくなので,何か入れます。
    トラック編集ウェル
  3. 上の図のように,データトラックをダブルクリックする
    クリックした後に[プロパティ]アイコンをクリックしてもいいです。
    [トラックのプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。
  4. ブータブルCD/DVD の項目で「起動ディスクから作成」を選択する
  5. [OK]をクリックしてメイン画面に戻り,書き込みを実行する
    フロッピーディスクドライブに,作成したネットワーク接続ブータブル FD を入れておきます。
    また,エクスプローラで FD の中身を表示させていると,読み込みエラーなどになるようなので,エクスプローラは閉じておきます。
    「起動ディスクのイメージ作成中」などのメッセージが表示されて,書き込みが行われれば,完了です。

CD ドライブからのブートを試してみると,FD からのブートのときより何倍か何十倍か速く起動しました。
それはびっくりするくらいの速さでした。

[To Top]