「モバイル」に戻る
起動フロッピーでLAN接続してWindowsをインストール
(新規作成2002/07/28,更新2002/09/29,最終更新2004/05/02[緑の文字で書いた部分])
起動してLAN接続できるフロッピーを作成した(「LAN接続のできる起動フロッピーの作り方」参照。以下では,このフロッピーを「起動アンドLAN接続フロッピー」と呼びます)ので,次は,その目的であったネットワークインストールをやりました。
パーティション作成とフォーマット
Let's note CF-S21 のハードディスク容量は約 3GB です。
これを,C: 1GB,D: 1GB,E: 1GB と分け,C に Windows 98,D に Windows 2000 をインストールし,E はデータ入れ用とします。
たった 3GB に容量食いのOSを2つも入れるのは実用的ではありませんが,これに成功したら後で大容量のハードディスクに入れ替える予定です。今回は,あくまで,LAN上のCD-ROMドライブからインストールできるかどうかの実験です。
※ その後,ハードディスクを40GBのものに換装して,再度インストールしました。その手順については,「Let's note のハードディスクを 40GB のに換装」をご覧ください。
Windows 98 のインストール
次の要領で行いました。
- Let's note を起動アンドLAN接続フロッピーで起動する
PCカードスロットに LANカード(LPC2-T)を差し,FDドライブに起動アンドLAN接続フロッピーを入れて,起動します。
- ネットワーク上の別のパソコンの CD-ROM ドライブに,Windows 98 のインストールCDを入れる
このパソコンには,NetBEUI プロトコルを入れておきます。
また,CD-ROM ドライブを共有設定しておきます。
- Let's note に,そのCD-ROMドライブをマウントする
net use コマンドを使って割り当てます。
netコマンドについては,前田剛さんのサイトの表「NETコマンド(一部)」や図「NETコマンドの実行画面」をご覧ください。
今回は,Q ドライブに割り当てました。
- インストールプログラムを起動する
Q:\setup で起動します。
すると,画面にメッセージが表示されますが,起動アンドLAN接続フロッピーには日本語表示機能を入れていないので,文字化けしてしまって読めません。しかし,これはきっと「インストールを開始しますか?」と尋ねているのだ,と予想して,[Enter]キーを押します。
どうやら予想どおりのようで,インストールが開始されます。
まずスキャンディスクがおこなわれます。スキャン後,何か画面が表示されてます。これも文字化けして読めませんが,たいして重要なものではないはずです。適当に予測してキーを押していきます。するとどうやら,ログファイルを Cドライブに作成して終了したようです。
- 画面の指示に従ってインストール
スキャンディスクが終わると,「Windows 98 セットアップ」画面が表示されます。
ここからは日本語がきちんと読めるので,画面の指示に従って作業を進めます。
- PCカードの32ビットサポートをインストール
残り約20分と表示された時点で,一度再起動が行われます。
再起動後はハードウェアの設定に入りました。
ここからが心配なところです。
再起動後は,起動アンドLAN接続フロッピーによるLAN接続は効いていませんから,ネットワークアダプタがタイムリーにインストールされないと,その後のインストール作業にLAN上のCD-ROMを利用することができません。
次の手順でやると,うまくいきました。
- 残り14分と表示されたところで,「PCカード(PCMCIA)ウィザード」画面が現れました。
「PCカード(ネットワークカード,CD-ROM接続のSCSIカードなど)をWindowsのインストールに使っていますか?」と聞かれています。
- ネットワークカードを使ってインストールしていますから,上の画像のとおり「はい」を選んで[次へ]をクリックします。
すると次に,何のカードを使っているのか,と聞かれます。
- 画像のように「ネットワークアダプタ」を選んで[次へ]をクリックします。
デバイスの選択画面が表示されます。
- 上の画像のとおり[ディスク使用]をクリックします。
ディスクの場所を指定する画面が表示されます。
- 上の画像のとおり,配布ファイルのコピー元として A:\ を指定し,FDドライブに「LAN Card ユーティリティ for LPC2-T」ディスク(これの作成法については「LANカードドライバディスクの作成」参照)を入れて[OK]を押します。
再びデバイスの選択画面が表示されます。
MELCO LPC2-T がリストに挙げられています。
- [OK]をクリックします。
重なっていた画面が順に閉じていって(途中すこし止まったりもするので戸惑う),「新しいハードウェアの追加ウィザード」画面に戻ります。
- [次へ]をクリックします。
FDドライブがガチャガチャ言ったり,静かになったりをしばらく繰り返し,どうしちゃったんだろ?と思わされたあと,下のような画面が出て,LANカードのドライバのインストールが完了したことを告げられます。
- [完了]をクリックします。
「PCカード(PCMCIA)ウィザード」画面に戻ります。
「リアルモードPCカードドライバは見つからなかったけど,インストールにそのPCカードを使ってたんだから,あるはずだ。自分で探すかい?」という趣旨ですが,リアルモードPCカードドライバとは,ここではつまりMS-DOS用のドライバのことでしょう。わざわざ使用不可にしなくとも,ハードディスクから起動している時点で,使用できなくなっているはずです。
- 探す意味はないので,画像のように「いいえ」を選んで[次へ]をクリックします。
PCカードウィザードが完了しました,というメッセージが出ます。
- フロッピーを抜いて[完了]をクリックします。
これで,PCカードの32ビットサポートがインストールされたようです。
ハードウェアの設定が継続されていきます。
- ハードウェアの設定を継続
- 残り10分というところで,「LAN Cardユーティリティ for LPC2-T とラベルの貼ってあるフロッピーを入れてください」というようなメッセージが出ました。。
先ほど抜いたFDをもう一度入れて[OK]をクリックします。
- FDドライブがまたガチャガチャ言ったあと,2度目の再起動のカウントダウンが始まるので,再起動に入る前にFDを抜きます。
再起動後,ネットワークパスワードの入力画面が表示されます。
- パスワードは設定してないので,そのまま[OK]をクリックします。
みたび「Windows 98 セットアップ」画面が現れ,ハードウェアの設定が継続されたのち,システムの最終設定に入ります。
- 最終設定後,残り1分というところで3度目の再起動が行われます。
- Windows 98 のインストール完了
Windows98が起動します。不明なデバイスが1つあるという画面と,モニタ不明という画面が現れた後,個人用設定に入ります。
インストールが完了し,音楽とともに「Windowsへようこそ」画面が現れます。
Windows 98 のインストールの完了です!
このあと,Windows 98 インストール CDに含まれていないドライバを,Let's note のファーストエイドCDからインストールする必要がありますが,それは後にしました。
Windows 2000 のインストール
Windows 98 を起動し,LAN上のCD-ROMを開いて,セットアッププログラムを開始します。
最初のオプションで「新規インストール」を選んでスタートすれば,あとは,画面の指示に従うだけです。
時間はたくさんかかりますが,インストールは勝手に進んでくれるので,ほとんど何もやることはありません。
ただ,Windows 98 とは別のパーティション(Dドライブ)にインストールしたいので,以下の点にだけ注意します。
- 「特殊なオプションの選択」の場面で[詳細オプション]をクリックして「詳細オプション」画面を出し,「セットアップ中にインストールパーティションを選ぶ」をクリックすること
[To Top]